[サシャの様子を見つつ、彼女と交わした言葉を思い出す。
そういえば、彼女に自然の中での生活経験があるのか
>>1:466と尋ねられ。
俺もつい、懐かしくなって。
ネオ・カナンの生活の話を、
「300年以上前」という点だけぼかして、したのだったか。
治療方法のない未確認の風土病で、絶滅しかけた、
ネオ・カナンの第一入植者たち>>2:108
生態調査が主だったが、物資の供給は乏しく、
土着の生物や動物も、何でも喰わなきゃで>>1:414
特に、脳内寄生生物による驚異的な治癒力を持った、
赤い眼の、地球の狼のような獣たちには、
散々手こずったものだ]