[ペーターの疑いの声にも困った様に笑うだけ。責め立てながら、その反面でペーターは…縋る。「懺悔…?」まるで助けを求める声に幼子をあやすように少年の頭に触れようとして、止めた。代わりに自嘲と悲哀とを薄くのせた瞳を向ける。]私に懺悔する必要はありませんよ。私は神の代わりにはなれません。[そこまで言い切って、…は自嘲の色を更に濃くさせた。…こそ、懺悔する罪人のような面持ちだった。]神父なんかやってますけどね、神様なんて信じてないんです。