── 城内 ──
[なるほど、それが王の意志か。
と、男の台詞を咀嚼する。一週間後、来たる瞬間に備えて
仕事をさぼることはあっても準備を怠ることはしない。]
久しぶりに剣の練習でもしよかな〜。
[昔、フェリクス王子やウェルシュ王子に剣を教えたこともあったか、と
当時のことを思い耽るのは加齢への第一歩なのだろうか。いやいやまさか。]
これどないしよ。
[そう言いながらお菓子の包みを目の高さに上げる。
買い込んだ量を自分一人で処理しきれるはずもなく。
普段もらってばかりの茶飲み友達>>195にお返しをするでも
いいのだけれど…と思案しながら歩を進める。]