あ、ああ…すまない。
声をかけておきながら、名前も名乗らずに…。>>274
[明らかな失敗に、俺は恥ずかしくなって、頬を掻いた。]
俺はフランツ。ありがとう、よろしくゾフィ。
本を読む貴方がオズか。>>282 よろしくな。
[俺がをそう言うとゾフィは「大歓迎よ」とニッコリ笑う。オズは何やら、俺のテーブルを見て、目を丸くしている。
ふと視線を感じてそちらを向くと、ジッとこちらを見てくるゾフィに、俺は首を傾げた。よく分からないが、観察されているみたいだ。]
…耳は出ていないだろうな。
[俺はさりげなく、頭を触る。ああ、大丈夫だ。]
[「私達が移動した方が早いかもしれない。分量的に。」と彼女に言われて、俺は初めて、2人のテーブルを見た。]
…たったそれだけで、足りるのか?
だが、助かるよ。
(燃費のいい人間もいるんだな。)