― 食堂 ―
――……ふぁっ!?
[短期間の間に深い所まで思考の海に浸っていたようで、かけられた声>>241に驚いてしまった。]
…え、あ、あぁ。
端っこの方が、落ち着くんです。
[本当は感情に合わせて動く耳に注目されないように、という理由もあった。
ハーフとはいえこの部隊にいる他の人より長いので、注意しなければならない。]
[目の前の女性が幼馴染を傷付けた所は目撃していた。
それ故か、ラートリーに対して少々複雑な思いを抱いているが、それ以上に複雑な思いを抱いているのは幼馴染の方で。
出自は晒せる所だけ(妹姫側の領地をもつ貴族の森に住んでいること、父を捜していること)ラートリーに話していた。]