……さて。次は、どちらに進んだものか、な。[空に向いていた紺青は、軽い口調と共に目の前の分岐に向かう。行く先をはきと定めなければ、進む道もはきとは定まらぬもので。進む道に分岐があれば、楽し気にこんな事を言うのは常の事。力用いれば先にあるものを見知るのは容易いが、容易いが故にやりたくはないのだ、と笑う姿は幼子のようでもあり]賽子でも振って決めるか。[冗談めかした口調で言う様子は、今の在り方を純粋に楽しんでいる、というのがありありと伝わるものだった。**]