[迎撃のためにアリーセの尾が振り上げられる>>276。カウンターがあることは予測済みであるため、その動きに対しては敢えて何もしなかった。ただひたすら狙いを一点に定め、右腕をピンと張る。握りの部分を上に向け放った一撃は、違わず首の逆鱗を貫いた。やや遅れて、振り下ろされた尾の先が負傷していた左肩へと一撃を与え行く] ────っ!![激痛が走り、声ならぬ声が零れ落ちた。けれどそれよりも、アリーセから零れた声>>282に意識をそちらへと向ける]