― 帰還直後・コリルス ―殴りあわなきゃ確かめられねえこともあるってのは、認める。だが、それしかねえと思ったなら、最初からそう言え。[ 顔つきは厳しいまま、けれど声は静かに響く ]あっさり賛成はしてやらねえけどな。[ それでも、望みがあるなら言えというのは無茶振りに聞こえたか。だが、シュテルンの思いの向かう先を知っていれば、表立って賛成は出来なくても、手の打ちようもあったのだと、彼は思っている ]で?ちゃんと確かめられたのか?