あっ、[小鳥は逃げた。ふらふらしているがまだ、自らの意思で飛んでいる様子に見える。一方またしても空振りした少年は、つんのめりながらも転ぶことだけは避けた。もう一度あの小鳥に飛び掛からんとするより先に、思わずアイリの方を見たが、果たして*]