[紅茶のカップが空になる頃、立ち上がって。]……雪が小ぶりになったようだ。私は今のうちに自宅に戻るよ。宿の部屋の数も、限りがあるだろう。ああ、パメラはここに泊まっていって構わないぞ。どうせなら、意中の男にでも声かければどうだ。遭難しかけた雪山では定番だろう?[からかうように言うが、若干悪意が混ざっているのは否めない]