……私の、名を。[天の者としての声は導き手には届かなかったが、地上の者が知るはずのない己の名を、彼がその唇に乗せたのは見て取れた] 地に在りて救いを担う者、か。 そなたにもいずれ、祝福があらんことを。[天に近しき者、しかし己とは異なる気配を彼の者に感じながら。 黙示天使はその場を去った*]