人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


老将 チャールズ

[かつてカークには、幾度か武芸の手解きをした。
手解きをした…というよりは、彼の武芸を磨くための相手をしたというのが正しいか。

チャールズの扱う武芸は、いわばどれも正統のものである。
基本とする型は全て、武術といった名のつくようなものである。
自由な森の民や平原の民らが扱う武芸とは違う。
我流で作り上げたようなものでもない。

正統な武術は極めればきわめて効率的であり、隙が少ない。
そういうものだ。
一方で使い手も多く、ゆえに対峙する機会も多いが為、相手を知れば応じやすくあるものでもある。
そういったものでもあった。

だからこそ、我流で技を磨くカークの相手には適していた。
その弱点を見抜くことも、裏をかく手を指南することも出来た。]

(287) 2016/02/12(Fri) 17:29:54

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