た すけ て、…… …… …… 。[がたがたと震えながら、零れた言葉は救いを求めるもの。][けれど、あの日以来、頼れる人なんていなかった自分は。頼らないようにしていた自分は。 誰に呼びかければいいか、わからない。][それでも、自分を救い上げてくれる人が、いるのではないかと。 そんな夢みたいな考えが、心のどこかにあって。 たすけて、と。口の中で何度も繰り返す**]