……何、泣いてんだ。 お前は王になるのだろう。そんな情けない顔をするな。[ テオドールの肌は土の色に乾き、 香水では誤魔化せない程の死臭が漏れている。 終わりの時はもうじきだろう。 ] 分かった分かった。 じゃあ、名無き守護聖人記念日とでもなんでも適当に理由を着けて、 年一回程度、祭りでも開催すればいいだろう。 形のあるものは要らん。 俺は、お前らが笑ってればいいんだ。*