― 内乱終結後 ―他の国と、独自の交易ルートを、築く……?[父からとある計画を聞かされながら首を傾げる。何故自分にその話をしているのか、と。だが最後まで聞いてみればたいした疑問ではなかった。単に、交易ルートが成立した際には、交易船に乗ってほしいとのこと。船を動かせる、と思えば胸は弾むが、相変わらず自由気ままな航海には程遠い。なんだか複雑な表情をして話を聞き続けていると、ぽつり、と呟く声があった。人手が足りない、と]……![その時少年にひらめき走る]