[ ここへ来るまでの間に、シュテルンが帝国軍の複葉機の一機と、「まるで鬼ごっこでもするように」戦っていた、という話は、他の操縦士から聞いていた ]そうか、友達だったんだな。[ 男は呟いて、シュテルンの横たわるベッドの脇に腰掛ける ]そのセルウィンとは、いつも、どんな話をしてたんだ?[ そして、男が穏やかな声で問うのは、別れの時ではなく、その前の、二人の絆のこと// ]