― 学校跡地・救護室的な場所 ―[負傷兵らが運び込まれた部屋で。布を貰い、米神の傷を、頬にこびり付いた血を拭った。人手が足りない、とのことで、負傷兵の手当にまわる。……応急手当程度だが。手当の手伝いをしつつ、痛み止めをいくつか入手した。どっかの隊長は、これが切れると泣くような気がする。救護兵に話を聞くと、ラムスドルフ少佐は負傷しながらも帰還。レイヴンウッド技官も奪回できたとのことだった] ――……意外だ。奪回成功とは。[ぽつり、と呟いた]