― 帰還直後・コリルス ―最初から仕掛ける気だったろう?[ 本人からのリクエスト通り、強制休養の時間を説教時間として使うべく、押し込んだ部屋の戸口に仁王立ちになって、彼はシュテルンを睨んだ ]俺は、なんかあったら呼べとも言ったよなあ?[ そんな状況ではなかったのだ、とシュテルンは反論したろうか?いずれにしても、だからどうしたという顔で、彼はふん、と鼻を鳴らす ]気になった相手てのは、あの育ちの良さそうな精霊師の嬢ちゃんだったんだよな?