この後世界樹での交戦を経験させるのなら、 候補生たち《あのこたち》にもそれとなく意識を向けさせるべきかな。 いやでも、自分たちで気づける子も居るだろうから黙ってた方がいいのか。[と、歩を進めながら思考をも進め。 真っ直ぐにルートヴィヒの居室へと向かった足は、 やがて目的の場所に辿りつく。]