人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ 何か残すことも考えないではなかったが……、
 紙では未来に届かぬだろう。
 石に文字を刻めば、なにがしかは伝える事が出来るかもしれないが、
 蝶の羽ばたきひとつで、歴史に思わぬ影響がないとも限らない。
 最終的に何も残さぬ事にした。 

 ……夢の中で、ヤコブに会った気がする。
 生まれて良かったかと聞かれて、当り前だと答えた。
 それで充分だろう。 ]

(285) 2014/04/13(Sun) 17:12:19 (karyo)

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