[けれど、気遣ってくれるような言葉や、
パメラのことを慰めるようとするかのように、
頭に伸びかけるようだった手>>1:435>>1:453も思い出され。
軍に関係する人は、無意識に避けたい気持ちはあったが、
これまで、彼自身への怖れを感じたことはなかったから。
シモンが人狼や人狼に協力する者だったら…という不安もあるが
第二の自宅のような宿の中、何かあったら、
叫べば誰かが来てくれるという、ある種の安心感もあり]
[おそらくは―――シモンをもっと知りたい、という気持ちが
理由としては一番近かっただろう。
好きにすればいい>>276、と言われれば。
こくり頷いて、その後を付いていく]