人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


騎士団 隊長 フィオン

「…本隊に報告をしておきたいが、駄目だな。
この地には猛禽が棲んでいるという。鳩も無事に届かないかもしれない。」

[いつぞや学館の授業で地理学の授業を受けた際、教官に教わった事を思い出す。
連絡用の鳩はもしもの為に残しておく事にして、メレディスは白馬を走らせた。]

「彼方はどうしているか…。」

[メレディスは分かれた片翼がいる筈の北東の方角を見やる。
やがて首を振って彼は兵らを鼓舞した。]

「行こう。彼方は歩兵も抱えているからな。
機動力は此方にある分、調査を先に進めてやらないと。」

[彼の行く先は更に南。
二つの半島を目指して騎馬を駆る。*]

(285) 2015/03/13(Fri) 20:44:52

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