[駆け抜けた雷は神兵たちを打ち倒し、黒と血色、そして天鵞絨の三つの色の煌きを散らす。その様子を見つつ、紅を零す右手の傷を軽く、舐めた。視線巡らせれば、防御陣の煌きまとい、神兵と相対するライナーの姿>>242も見えて] へー。 おにーさんも、やるもんだね。[零れた呟きは、どこか楽しげな響きを帯びていたが]