― 少し前 ―
[ 聖乙女謹製の飴の色に、少なくとも見た目動揺した様子もないのは、さすがだと>>252アルフレッドの中で、またイースのポイントが加算されたが、それは本人の知らぬこと。
立ち去りかけて、足を止め、自ら望んで魔王に仕えているのだと告げられれば頷いて ]
そうか。
だが、お前の望みを受け入れたということは、側に置くことを魔王も選んだのだということにならないか?
だから、やはり、お前は選ばれた魔王の側近なのだと、俺は思う。
[ 正直、魔王が羨ましいな、と、小さく零した声は、背を向けたイースには届かなかったかもしれない* ]