[分類するなら、重力操作に入るか。
魔力を込めたダンスシューズの触れた部分に、打たれる点。
その点を、線でつないだような形で、舞台が作られる。
舞台の中は、点の数だけ区切られ、
同じ数だけの“振り”が用意される。
あるエリアでは、上から潰さんと。
あるエリアでは、天井へと無理に引き上げられ。
二種類の強すぎる引力により、定められた“振り”は強制的に実行させられる。
これが、舞踏会の正体。
ある者は床へ押し付ける重力に敵わず、
ある者は胴を押されて腕を引かれ。
それでも、終演までは、 舞台を降りることは許されない。
例え、その身が引き千切れようとも。]