― 戦舞台 ―そう、其方は知るまいな。先の永き冬の内に、幾多の花が枯れ果てたかなぞ。気にも止めてはおらぬだろう。[ それは「この」氷華の為した業ではない、だが、花神にとっては同じことだった ]一勝を収めるのみ、か、物を考えぬ氷頭め。[ ふん、と顎を軽く仰け反らせて言い返すも、花神はすぐには動かずに、ハルトが「紺野」と呼ぶ柊の護花に話しかけるのを>>281見やっていた*]