人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 シェットラント

[甘えだったのだろう。彼女の優しさに甘えた。
彼女キアラと同じ髪の色をしたひと。
魔術の道具の口実にかこつけて、声を掛けてくれたひと>>150
懐かしい色を宿した彼女に、シェットラントは甘えた]


 ───失礼します。


[初の訪問に、必死に冷静さを装った声の裏の緊張も、
きっと彼女には聞かれてしまっていたのだろう。
柔らかな空気。懐かしい居心地の良さ、どこか似た声の響き。
いつしか彼女の部屋はささやかな安らぎの場となった。
甘い香りを求めていたのは、実のところ青年の方だったのかも知れなかった*]

(285) 2014/03/30(Sun) 00:19:39

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