──回想・ミーネ──
……必要があれば使うさ。
船長が船員を守れなくて、どうする。
[それはサイコキネシスを使い
頭痛に苦しみ倒れこんだときのこと。
ぴしゃりとミーネに叱られて(>>267)
苦笑いと共に告げた言葉だ。
ベッドに運ばれて、甘いもの欲しいと
一先ずは角砂糖を口に放り込む]
昔みたいに些細な喧嘩で使わないだけ
マシだろう?
こと、食べ物に関しては
ミーネも拘りが強いからな。
私も糖分だけは手放せないが。
[誤差の範囲でも食べ物の大小で
喧嘩したこともあったし
最初の頃は物珍しい食べ物に目を輝かせ
譲らない!とこちらも意固地になったもの。
いつしか、食べ物に関しては
多少譲ることもできるようになったが
サイコキネシスを仕事で使うのは
必要だから、仕方がない。
そんな娘がある日、ぽつりと
漏らした言葉がある]