[隅っこの席に座ろうとすると、眠そうな目をした男性から「コーヒーを飲みませんか?」と声をかけられた>>252]
あ、えっと、コーヒーは得意じゃないかも、だから…ごめんなさい、かも
[少女は俯きながら小さく呟いた。しかし、断ってしまったことに罪悪感を感じたのか、少女にしては珍しく一言付け加えた]
…お茶なら大丈夫かも、です。今日はもう帰るかもだけど…
[隅っこの席に座りなおすと、今度は銀髪の女性に呼びかけられる>>253]
いきなり話しかけるのは迷惑かもって…思ったかも
それに、今日は村を見に来ただけかも、だから、遠慮しちゃったかも、です
[女性の優しい笑みに多少安堵したのか、少女は「今日は村を見に来ただけである」と事情を話し、時計を気にし始めた]