……それでも……。 貴族として、領地を預かる身としては、やはり民のためでもありますの。[戦争を肯定はしたくない。 けれど、政治的な駆け引きも戦乱も、全て無意味と切り捨てる事は、貴族の一員として育った娘には出来ぬ事であった]