… 行くぞ!![どうと馬蹄の音が橋に響く。高さのある騎兵目掛けて、矢が飛来した。それを剣の一閃で切り落とす。味方の兵が苦戦していた敵重歩兵目掛け、馬上から槍が振り下ろされる。男はといえば、最も血の色の濃い辺り、銀灰の将が刃振るう方目掛け馬を走らせている。馬が走れば傷が痛む。その有様に、一人微かに苦笑した。抜刀する。] ─────![ぎん!と、兵へ閃いた白刃弾き飛ばす剣戟が高く響いた//]