言われるまでもない。
戦いは、戦士たる者の本領……まして、あたしの戦場だというなら、後れを取る気はない。
[声をかけてきたディーク>>266に、返すのは不敵な笑み。
魔将の縛を解かれた事で陰りは消えたが、好戦的なのは根っからなのでそこは変わってはいない]
ふ……それこそ、気にするな。
元より、あたしは魔軍から逸れた者の娘。
いうなれば、親子二代のはぐれ魔族だ。
今更、奴らに追われる事など、どうという事もない。
[さらりと告げたのは自らの出自。
その辺りを他者に告げるのは、実は初めての事なのだが。
その血に対する誇りがあるから、告げる様子に陰りはなかった。*]