(…カレン、カレンだ…。)[バイザーを操作して、無線を起動する。ノーラは無線に出てくれただろうか。無線が繋がれば、たった一言。]……腹が、減って、死にそう…。[視界が回って、ぱたりと倒れる。空腹だけでこうなるのは変だと、テオドールだってわかっていた。気持ちが詰まりすぎて、さらには焦っている。いろいろ重なりすぎた。空腹で気絶なんて笑えないけれど。テオドールは降りてくる瞼に抗うことなく、そのまま目を閉じた。*]