[術が放たれるまでの僅かな間>>264。 その間に何をしていたのかも、彼の心情も、察する余裕はない。 ただ、姿勢を立て直せたのを僥倖と、次の攻撃に備える。 眼下を横切るように、着地点へ目掛けて、術の媒介たる短剣が飛んだ] ――お忘れにならないで。 わたくしも、同じ師の下で学んだ、[胸元の精霊石が、一層目映く蒼の光を放つ]