[戻って来た先遣隊にも食糧補給の休息時間を与えた後、オクタヴィアスの隊はゆっくりと移動を始める。
先を行く歩兵500のうち、半数の250は重歩兵に分類される。
盾と剣を備え、守りの要となる。
残りの半数は軽歩兵、槍や剣など、身軽な装備の者達だ。
騎兵が備えるのは主に白兵武器。
傭兵の中には変り種を持つ者も居るだろうが、部隊として纏められるほどの数は居ない。
弓兵も弩は居ても数が少なく、ほとんどが長弓を備えていた]
歩兵を中央に、左右に騎兵を並べて。
弓兵はその後方に。
[砦を間近にして指示する隊列。
街道も砦に合わせ幅を広げるため、隊列も徐々に幅を広げていった。
中央に歩兵を500、左右に騎馬を300ずつ。
その後ろに弓兵を150。
平原ほどの幅は無いため、陣は未だ縦長の状態だが、騎兵と歩兵、どちらとも直ぐに動ける隊列を選択する]