……。[続く言葉には、表情を変えぬまま片膝を突く。胸に手を当てて、淑女に、そして目上の者に対する古い礼の形を取り、首を垂れた]――ご無礼を仕りました。私は竜騎兵連隊第二特別分隊――外国兵部隊に所属する、スーリヤ・クロイツ・ウーツと申します。此処はフェーダ公国の拠点基地となります。こちらにて公国軍前線基地司令部将校、及び情報局所属の将校らと、ご面会頂く手筈になっているとのことです。