ちょこ、れえと……
[ 茶色い塊を口に運ぶ様をマジマジと見つめる。>>254
食べ物ならば、いや、食べ物でなくても
お腹を満たせるならば。
恐る恐る手を伸ばし、初めて見たちょこれえとを
口に入れる。────瞬間、
今まで感じたことのない程強烈な甘さが
口いっぱいに広がった。 ]
────っ?!
[ 目を大きく見開き、彼の顔を見る。
その時私には革命が起きていた。
こんなに美味しいものがあったなんて。
きっとこれは"幸せ"と言うのだろう。 ]
美味しいです…!
ありがとうございます。
[ 表情はいくらか緩んだだろう。
礼を言ってからまた頭を下げた。 ]