僕の友人は、 僕を見れば、仔犬のように駆けてくる習性があってね。 鳴き声はすれど、姿が見える仔犬は、 彼ではないな。[首を振り、さほど興味なさげに。また視線をジークムントに向ける。] 貴方の探し人は、司祭といったな。 まさか、結婚式に呼ばれてはいないだろうな?[幼い頃にきかされた冗談、と思っていた話。 フレデリクは魔族の嫁になるかもしれないなどと]