殉死のつもりか、くだらぬ。[奪い去ったままの短剣と十字架を影の中にしまう] 貴様の命は我が手放すまでは我のものだ。 太陽にも月にもくれてやるものは何一つない。 この世の余すことなく我が理の中で、赦し、許すことはない。[覚束ない足取りで外へとむかおうとする供物>>277の背後より歩み寄り抱きしめた。闇夜に煌めく銀の暗幕が彼の首から下をすっぽりと包み込んだ]