[>>277噂をするのみで話し掛けないとは何事か、と男は心の中で憤る。
が、それを表に出す事はなく。]
…そうでしたか。
いいえ、厄介者だとは。国を守る為同志である、と。そう認識しております。
自分にはこれが普通なので、大目に見て頂けませんか。
[砕けた口調からは相手がまだ若い士官である事を窺わせた。
けれど礼儀は正しくせよという親の教育もあり、階級が上の相手には敬語で話すようにしていて。
少しだけ砕けた物言いで伺いを立ててみる。]
ジグザグ…?
…ジャン=ジャック・ランデル中佐でしょうか。
[首をひねって考えたが、該当する人物といえばその人だろうか。]