[弧を描く炎鰐のアギト。 壁の高さの平均は胸の辺り。 ほら、人狼を倒せ。 敵を倒せと―――髑髏が笑うから。 骨の指先を 向けるから。]うっせーてのっ! おい、髑髏!あいつが人狼だろうが、人狼でなかろうが、敵だなんて思っちゃいねーよ!これはな、男同士の喧嘩ってやつだ。だから……余計な口挟むんじゃねー[肩を掴んでぎぅと爪を立てた。 ぐと眉を顰めて前方を見据える。]