―談話室―
( リーザは、シモンを一番、怪しいと言っていた>>2:491))
[感情の見えない表情で、じっと顔を見られれば、
普段なら、瞳を逸らしただろうけれど。
今は、逆にその裡の深淵を、覗きこもうとするかのように、
深い琥珀の瞳で、じぃっと見つめ返す。
シモンに同行の申し出たのは、ヨアも覚えているだろうけれど
昨日の談話室での、シモンを怪しいと言っていた、
リーザ>>2:491とヨアヒムの会話>>2:497を
小耳にはさんだの>>2:498が脳裡を過ったから。
シモンを一番、人狼だと怪しいと言ったリーザが、
行方不明になった今。
もしかして、本当にシモンが人狼で、怪しんでいたリーザを…?
という疑念が、内心で膨らむのを押さえられず]