[誰が嘘を言っていて、誰が本当のことを言っているのかわからない。
順番に冷却装置に放り込めばいいのでは?――残るのは自分一人だけ。]
…エディは、ワタシといたから少なくともカシムは襲っていない。
[誰も確認する者などいないだろうと思いながら、それだけ残して。
テオドールはメイン・サロンを出ていく。]
(――気分が。)
[メイン・サロンを出て少し歩いたところで、壁伝いにしゃがみ込んだ。
胸の辺りが酷くむかむかする。何も入っていないお腹から何か出てきそうだ。
――そうだ、この数日、何も口にしていないのでは?
たぶん、そのせいだ。だけど、この場から動ける気がしない。]