人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


正規軍戦士 ツェーザル

[――が、する気は無いという意思表示に、
すぐに下ろして鞘へとしまった。

仄かに笑う気配が、闇に滲んだ。]


「だが生まれるものは、
 禍根だけでは無いと…

    夢見る俺は、阿呆かな」


[これから反乱に組し、現主君を裏切ろうとしている自分が、何を世迷いごとを…というのはターリス本人も自覚している。
それでも、今の言葉もまちがいなく、彼の本心だった。

(手を取り合う未来が何処かにあれば……)

今だって、反乱しか本当に道は無かったのかどうか――…
…。其の答えはもう、誰にも、分からないけれど。]

(282) 2016/02/16(Tue) 03:46:19

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