[斧を持った少年(>>228)が無謀にも駆け出していく。
その気性は好く映ったが、斧を投げるか、天使に降りてもらいでもしないとさすがに当たりようがない]
少年。
王たる者、覇を成すために足りぬ部分まで自分でやるでない。
付き従う者に任せよ――しかし進む足は止めるな、駆けよ。
[別にこの斧使いの少年がそういう類の血筋であることは知らないので、単にこういう口上で語ったのだろう。
何もかも足りないので何もかも自分でやらない女王は、事を成すために他人を頼ることを勧めた。
その声で引き止めるつもりはなく。
王が無謀な攻撃を始めるまでに臣下が当たるように処置する――そういうものだと思っていたから]