人狼物語−薔薇の下国

65 ルー・ガルー OROCHI


帝国武官 ギィ

― 礼拝堂 ―

[ともに傾く体。
ゆっくりと角度を増す床のライン。

いつもの流れは、ほんの少しその形を変えた。
まるで、なにかの意思が通じ合ったかのように。

床につく寸前、ジークが体をずらす。
十分な形で押さえこめないと悟った瞬間、
受け身をとって、すかさず立ち上がるよう動こうとした。


剣なくば殺せない。
―――剣を手放さなかった理由は、それだけではない。
そう、気づくことはなく。]

(282) 2013/09/23(Mon) 01:27:42

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