[揺さぶりが止まる。それが何を意味するのか、もう今の自分には分かってしまう。
今日だけで幾度と無く繰り返されたことだ。最初は泣いて懇願したような気もするが、もう無駄と分かると何をしようという気概も湧かない。ただただされるがままに獣欲をぶつけられるだけ。妊娠への恐怖も、諦観に塗りつぶされて消えてしまった。
聖騎士に女性はほとんど居ないが、祓魔師にはある程度女性が居る。魔物との交戦、とりわけ
(のど……かわいたな……)
[男達はそう操作されているのかどうかはわからないが、子を成さない部位――口や肛門などだ――に一切手を出して来ない。必ず胎内で果てるのだ。結果としてもう一つの疼きは、代替すらも満たされないままに渦巻いていたのである**]