人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

[混戦の中を、自在に泳ぎ回るような小隊がいた。
そんな報告には暫く首を傾げたが、率いる長の風体を聞くと脳裏にある男の像が結ばれる。

思い出されるのは、いつも剣を握った姿だった。
年下の少年が、幾度も彼に稽古をせがんでいたのを覚えている。
見かければ、自分も必ず混ざった。

盾を使うのは俺ではないから。
そう言って、剣で打ちかかっては跳ね飛ばされていた。

今は果たしてどうだろう。
試してみる機会は、そう遠くはないはずだ。]

(282) 2016/02/12(Fri) 16:47:47

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby