人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


空賊殿下 ダーフィト

[パチリとウインクをして、久闊を叙す。
オートマタも相変わらず、執事然としてその後ろに控えていた。

ちょいちょいとマチスの耳を引っ張って、あれからのことを伝える。]


  追いかけ回される生活に、このままじゃダメだな、って思ったのさ。
  で、おれは役に立てますよって国王に売り込んでみた。

  今では、アリシャスタン王国大使、ダーフィト = サーキス・アリシャだ。


[継母の性格を変えることはできないままだが、異母弟は母親の干渉を抑えることができるほど成長していた。
それに、マチスという、ひとの懐に飛び込む男の手本も間近で見て来たことだ。
国政の場に戻ったダーフィトは、継母にも誠意を示しつつ、異母弟と協力して、国民の健やかなる生活を守るべく《シュトルツフェア》と共に駆け回っていた。]

(281) 2017/11/17(Fri) 23:34:22 (enju)

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