人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

― 進軍中・修道院方面部隊 ―

[キュベルドンの森を出た独立解放軍の一隊、
盟主が率いる部隊は、南西に向かって移動を開始した。

斥候として隊の先に立つのは、今は弓持つ10数名の小隊だ。
敵の哨戒隊に行き合えば、相手が少数ならば討ち、優勢な相手ならば伏せてやり過ごし、鳥の囀りを真似た指笛で本隊に知らせる手筈となっている。
川岸に着いた後は同じように警戒しながら伏せて待つよう指示が為されていた。

本隊は、いくつかの隊に分かれて進んでいた。
何本か投げ槍を持ち、最初に攻撃した後は基本的に距離を取りつつ攪乱する隊、フォークや大槌、大鎌など大型の装備を持つ隊、狩猟用の衝立や背を隠すほど大きな木の板を運びながら狩猟槍を持って戦う隊、主に弓で攻撃する隊、弓を持ち馬に乗って戦う隊だ。
騎馬弓兵が馬の数と同じ100名であるほかは、それぞれ150名ずつに分かれている。

最後尾に続く"橋"は、今は3頭ずつの馬に曳かれていた。
これを担当する50名ほどは、特に泳ぎの達者なものたちが選ばれている。]

(281) 2016/02/20(Sat) 18:24:38

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